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巨人・阿部慎之助捕手(28)が30日、「打率3割、30本塁打、100打点」の達成を宣言した。過去、捕手でこの数字を成し遂げたのは野村克也(南海=現楽天監督)、城島健司(ダイエー=現マリナーズ)の2人だけ。セ・リーグの捕手では例がない。阿部は「とにかく打つことでチームの優勝につなげたい」と、バットでチームを引っ張り、記録もマークすることを誓った。
ペナントレースが佳境に入る9月を前に、阿部が主将として、中心打者として誓いを立てた。「ここまで数字を残せる年なんて、めったにないので、チャンスだと思います。挑戦したいと思いますよ。自分が打てば優勝にもつながっていきますからね」V奪回に向け、自らに高いノルマを課した。
3割、30本、100打点―強打者しかマークし得ない数字だ。守備により負担を強いられる捕手。プロ野球の長い歴史の中でも1962、65、67年の野村、2003年の城島と2人しか到達していない。阿部は史上3人目、そして、セ・リーグでは初の快挙を目指す。
現在の打撃成績は打率2割9分8厘、29本塁打、87打点(29日現在)。残り26試合ということを考えると、本塁打、打点はクリアできそうだ。勝負となってくるのは打率。数字を積み上げるだけではなく、打席に立つ限り、数字が下がることもあるだけに、コンスタントにヒットを打ち続けることがカギとなってくる。
もともと慎之助にとって「3割、30本、100打点」は、常に理想としてきた数字だ。「打者であるからには、やっぱり究極の目標として、常に頭の中にある」04年、打率3割1厘、33本塁打を打ちながら、打点は78に終わっている。今シーズンは再び射程圏にとらえたといえる。
記録達成はチームを日本一に後押しすることにもなる。65年、野村は南海をリーグ制覇に導いており、03年の城島はダイエーを日本一まで押し上げた。阿部は球史に名を残す捕手と肩を並べることで、巨人をV奪回の軌道に乗せる。
参照元:スポーツ報知