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巨人の高橋尚成投手(32)が28日のヤクルト戦(神宮)で、初の開幕投手を務めることが25日、分かった。昨年、最優秀防御率(2・75)を獲得した安定感や経験を重視したもので、先発に復帰する上原浩治投手(32)は本拠地開幕となる1日の中日戦(東京D)に回る。6番手には3年目の成長株、栂野雅史投手(23)が急浮上。ベテランと若手を組み合わせた攻撃的な先発ローテーションで、開幕ダッシュを狙う。
日本一奪回へ挑む、選ばれし6人が決まった。28日の開幕戦で先陣を切るのは高橋尚。「ほかの人はどうか分からないけど、おれはあまり緊張とか感じたことがないんだよね。自分の投げる日がもっと近づいてくれば違うんだろうけど」いつも通りの軽妙なトークで登板日を煙に巻いた。だが、覚悟は決まっている。自身初の大役にヒサノリが自然体で挑む。
攻撃的な開幕ローテが組まれた。当初は2年ぶりに先発復帰する上原の開幕投手が有力視されたが、中日との本拠地開幕戦に回った。優勝へ最大のライバルを直接叩く作戦。安定感、実績で他の投手を上回る左腕に初の大役が託される。
昨季はチームトップの14勝を稼ぎ、2・75で最優秀防御率のタイトルを獲得。右脇腹痛で出遅れた内海とは対照的に、キャンプから精力的なトレーニングでチームを引っ張った。原監督が求める「強い選手」にふさわしく、開幕の重責を任せた。チームはこの日、東京・よみうりランド内のジャイアンツ球場で練習。ヒサノリはブルペンで42球を投げ、投球フォームを最終チェック。「状態はいつもと変わらないよ」と万全の仕上げだ。
サプライズもある。空席だった先発6番手には、栂野が急浮上した。開幕ローテ最後の1枠を争っていた門倉と野間口が実戦で結果を残せず、決め手を欠いた。3年目の成長株はオープン戦で結果を出し続け、22日のアスレチックス戦(東京D)では3回を2安打3奪三振。「打者ひとりひとりに向かっていけた」と猛アピールした。リリーフ調整を続けていたが、この日の練習で先発調整に変更。開幕ローテ入りが濃厚となった。
高橋尚と上原をローテの両輪とし、昨季セ・リーグ最多勝のグライシンガー、奪三振王の内海が脇を固める。2年目の金刃は昨季の7勝から飛躍を期待される。豪華なメンバーに割って入るのが、激しいサバイバルの中で急成長した栂野。主力と若手がバランス良く並ぶ08年の開幕ローテ。最高の6人が準備を整えた。
参照元:スポーツ報知