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◆阪神1―11巨人(19日・甲子園) やられたエースの借りは、選手会長が返す。高橋由が、怒りを込めて一撃を見舞った。4回、阪神ファンで埋まった右中間スタンドに11試合ぶりの33号3ランを打ち込んだ。「ああなったら余計、点を取ってあげないとね」リードを7点に広げて、“傷ついた”若き左腕を勇気づけた。
内海が頭部に危険球を当てられた場面を、ウエーティングサークルで目撃した。側頭部を押さえながら一度はベンチへ下がった背番号26が心配でならなかった。「危険球の直後だし、なんとか援護したい」序盤から好投していたが、次の回からは頭部死球の影響が出るかもしれない。だから、どうしてもこの回に追加点を奪いたかった。
内海が応急治療を終え、2死一、二塁でプレーは再開。気持ちを高ぶらせてカウント1―1から2番手・ダーウィンの高めの直球を振り抜いた。「確かに振り抜けたけど、ちょっと差し込まれた」二塁ベースに到達する直前まで全力で走り続けた。
虎に連敗した屈辱を晴らしたかった。前日(18日)の試合。走者を置いた場面で、計3度打席に立ち、無安打1四球。宿舎の部屋に帰っても、無念さが募るばかりだった。前回7月16~18日の甲子園遠征は右足首痛で外れた。苦い思いを味わってきたが、対阪神最終戦できっちり値千金の一発を放った。
今季、甲子園でのアーチは初。これで2年目の99年に記録した自己最多34本に王手だ。本塁打王争いでもウッズに1本差に迫った。「ああいう後に代わりっぱなを打った。ヨシノブのヨシノブたる所以(ゆえん)だ。見事だ」と原監督も高橋由の勝負強さをたたえた。
参照元:スポーツ報知