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レッドソックスの松坂大輔投手(27)が凱旋登板での勝利を誓った。アスレチックスとの開幕戦(25日・東京D)に先発する怪物右腕は21日、日本のファンとボストンで待つ家族に勝利を届けると明言した。昨年15勝で世界一に大きく貢献し、メジャー2年目で大役を任された怪物が、母国で快投を披露する。
午後3時半に開始された全体練習。久しぶりに踏んだ人工芝の上で、松坂は入念なキャッチボールとランニングを行った。チャーター機で羽田空港に到着したのは、この日の未明だった。「(時差ボケは)今は大丈夫です。(機内では)少し寝ました」と言いながら、約17時間のフライトで凝り固まった全身をほぐすように汗を流した。
開幕戦のマウンドを日本のファンとボストンにいる家族にささげる。倫世夫人の出産との兼ね合いで来日が危ぶまれた。しかし、予定より早く第2子となる長男が誕生。正式決定となる前、07年のシーズン中から凱旋を楽しみにしていた右腕には、願ってもない舞台となった。
「世界一のチームとして東京に戻って来たいと思っていた。日本のファンの前で投球を見せられることになってよかった。離れるのは寂しかったが、家族も頑張ってと送り出してくれたので、最高の結果をボストンに持って帰りたい」。好投がファンへの恩返しになり、家族への何よりのプレゼントになると自覚しているのだ。
25日はMLB史上最も早い開幕日となる。また、例年と比べても1週間早いこともあり、首脳陣は球数制限を設けることを検討している。フランコーナ監督は「開幕直後、投手陣の肩は100%ではない。今回無理をさせたことで中盤に故障するとなると、選手にとっても、チームにとってもよくない」と説明。90球程度を目安に交代させる考えを示唆した。
今キャンプではツーシーム、チェンジアップの精度を上げることに取り組んだ。「練習通りに投げられれば、長いイニングを投げられると思う」。ゴロで簡単にアウトが取れれば、球数制限があっても長い回を投げることが可能。省エネ投球を実現できれば、完投も見えてくる。カギは低めへの制球になる。
アスレチックス戦には昨年6月に敵地で1度だけ登板。7回2失点ながら打線の援護がなく負け投手になった。それだけにリベンジの思いは強い。「去年負けているので、勝ちたいですね」怪物がオークランドのカタキを東京で討つ。
◆野茂は3回 日本人がメジャーの開幕投手に抜てきされたのは、現ロイヤルズの野茂英雄だけ。タイガース時代の00年、アスレチックスを相手に7回3失点で勝利投手。ドジャースに復帰後の03年はDバックス戦で完封勝利。翌年もパドレス戦に起用されたが5回を7失点で敗戦。通算3度で2勝1敗だ。
参照元:スポーツ報知