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【台中(台湾)15日】日本代表・星野仙一監督(61)が6月27、28日のウエスタン・リーグ阪神・広島戦(甲子園)で、阪神・平田勝男監督(48)に代わり、2軍の指揮を執ることになった。8月の北京五輪に向け、勝負勘を取り戻すことが狙い。田淵ヘッドらコーチ陣とJAPANのユニホームで参戦する。
前代未聞の「監督代行」だ。この日、田淵、山本両コーチと帰国。前夜、五輪世界最終予選の視察を完了し、本大会出場権を獲得した韓国、台湾、カナダの最新情報を入手した闘将は、その裏で次の手を打っていた。
五輪本大会の直前合宿中に練習試合が1試合、8月8、9日に壮行試合(いずれも東京D)の計3試合が予定されているが、首脳陣にとっては昨年12月のアジア予選(台湾)以来の実戦だ。「ブランクが怖い。オレらにとっても、オープン戦が必要だろ」と指揮官が力説したように、韓国、台湾を接戦で下した感覚を呼び起こすため、2軍戦への参戦を決断した。
すでに実行委員会で12球団から了承済みで、違うユニホームを着て采配をふるっても問題はない。現時点で確定しているのは6月27、28日の広島戦、阪神と社会人との練習試合(日時、相手はともに未定)の計3試合。「(本番まで)できればもっとやりたい。他の球団からのオファーがあればやりますよ」と東でも西でも“出張”する覚悟だ。
2003年の日本シリーズ、ダイエー(現ソフトバンク)戦以来、5年ぶりに甲子園で阪神監督に“復帰”する闘将が、あの手この手で金メダル獲得にまい進する。
◆新甲子園に不満 ○…星野監督が、第1期リニューアル工事を終えた甲子園球場に首をひねった。10日に現地を視察したが、現場の意向が反映されていない仕上がりに「言い出したらキリがないが、いろいろある。せっかくリニューアルをするんだから、いいものを造らないと」と不満げ。最後には「オレが監督をするのは2試合だけだから」と言いつつも、渋い表情だった。
◆沼沢球団本部長「連盟から承認」 ○…日本代表・星野監督が阪神2軍の指揮を執ることが決定したことに関して、沼沢球団本部長は「(今月)4日に星野SDのほうから話がありました。連盟と(対戦相手の)広島には承認をもらっている」と説明した。2試合とはいえ、ジャパンの監督のもとでプレーする機会は、若手選手にとって大きなチャンス。平田2軍監督は「そこで目にとまるような活躍をしてほしい」と選手たちにハッパをかけていた。
参照元:スポーツ報知