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<日本ハム1-0西武>◇27日◇札幌ドーム
日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)の9回無失点の好投が、チームに勝利を呼び込んだ。親友の西武涌井との2年ぶりとなる対決は、息詰まる投手戦。ダルビッシュは0-0のまま9回5安打7三振で降板し、パ・リーグで3人目の開幕から2試合連続の完封勝利こそ逃したが、10回のサヨナラ勝ちにつなげた。これで開幕から18イニング得点を許さず、「無失点神話」はまだ続く。
またゼロを並べた。勝ち星は付かなかったが、サヨナラ劇を演出したのはダルビッシュだった。9回散発5安打で、開幕から18イニング無失点。24日の長男誕生後の初マウンドに「奥さん(夫人の女優サエコ)も頑張っていたので、出産の苦しさを思い出して頑張りました」と、お立ち台で振り返った。
試合は“難産”だった。「力がうまいこと入らなかった」。最速150キロだったが、序盤は何度も首をひねった。4回まで3四死球と制球にも苦しんだが、100キロ台のカーブなど変化球主体に、中盤から調子を上げた。梨田監督と相談し132球で降板したが、終わってみれば三塁を踏ませなかった。
開幕から2試合連続の“完封”にも「簡単に点を取られるわけにはいかない。無失点を続ければチームが勝てる確率が上がる」と胸を張った。「立て直して自分は成長したなと思う」と自画自賛もした。奪三振は7個だったが、球界で過去7人しかいない“開幕2試合連続完封”に匹敵する投球だった。
ただ、喜びは控えめだった。同期生の涌井とは06年9月2日以来、プロ2度目の先発対決だったが、先に降板し、最後は涌井が敗戦投手となった。互いを刺激に成長してきただけに「僕だけが喜ぶわけにはいかない。このまま終わってもいいかなとも思った。複雑な気持ちです」と、正直に親友を思いやった。
この日は、札幌市内の病院でサエコ夫人と長男の顔を見てから球場入り。父親の作法を伝授している先輩武田久は「おむつは替えているみたいですよ」と明かす。パパ初勝利は持ち越しとなったが「僕とファイターズが勝っている姿を見れば喜んでくれると思う」。ダルビッシュは公私ともに大黒柱だ
参照元:nikkansports.com