スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
コンピューターがはじき出したナ・リーグの最優秀クローザーは、47セーブを挙げたバルバーディ(Dバックス)でも、今季42セーブで史上初の通算500セーブを達成したホフマン(パドレス)でもなく、リーグ4位の39セーブをマークした37歳の斎藤だった。
「エライアス・スポーツ・ビューロー社」がFA選手の補償の資料とする格付けランキングは、過去2年間の数字に独自の指数をかけて算出。2年間で63セーブはリーグ7番目(最多はホフマンの88セーブ)だったが、内容は群を抜いた。この2年間の被打率1割6分6厘、防御率1・77。さらに、昨年の23個から13個に減った抜群の与四球の少なさが光る。
斎藤を中継ぎからクローザーに引き上げたリトル前監督は、「彼がいたからこそ、我々はペナントレースに食い込むことができた」と絶大な信頼を寄せた。ナインにもマウンドに上がった時点で“ゲームオーバー(試合終了)”と思わせる存在感を見せていた。
コレッティGMは、全日程終了時に「彼との交渉はウチの優先課題」と明言した。10月22日に帰国した際にド軍残留を示唆した斎藤も、「(契約は)代理人もいるので1人では決められない」と話した。100万ドル(約1億1500万円)で合意した昨年と違い、強気な交渉ができそうだ。
恩師でもあるリトル監督が辞任し、前ヤンキースの名将トーレ監督の就任が濃厚なドジャース。スポーツ統計専門会社も認めた安定感抜群の斎藤が、名門復活の切り札になる。
◆イチロー18位、松坂44位
打者は打撃3部門を重視している一方で、走塁、守備に関する成績は加味されていない。そのため、イチロー外野手(マリナーズ)は、上位に食い込めず、今年も18位に終わった。同僚の城島は捕手部門で4位に食い込んだ。
1年目の選手もランクに入れているが、世界一となったRソックス組は明暗を分けた。松坂が先発部門で44位に対し、岡島は救援部門で30位に入り、ポイントでも松坂より20点以上も高かった。秀喜(ヤンキース)と稼頭央(ロッキーズ)の“ダブル松井”はそろって昨年の故障による戦列離脱が影響。来季も今季同様の成績をマークすれば、大幅にランクを上げるに違いない。
◆FA補償のためのランキング 米大リーグは81年に、FA選手獲得の場合の補償をドラフト指名権と決めた。その選手の過去2年間の成績を数値化してAランク(各ポジション上位20%)の選手を放出したチームは獲得したチームから1巡目+補償ラウンド(1巡目と2巡目の間に行われる)、Bランク(同21~40%)は1巡目の指名権が譲渡される(それ以下の選手は補償なし)。最高点は100点。
参照元:スポーツ報知