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巨人の契約更改交渉が23日、スタートし、谷佳知外野手(34)が1億円増となる2億5000万円(金額は推定)プラス出来高6000万円でサインした。この日、東京ドームで開催された「ファンフェスタ2007」終了後、交巨人契約更改開始渉に臨み、即サイン。オリックスからの移籍1年目でチームトップの打率3割1分8厘をマークした谷は「さらなる上を目指したい」と今季を超える活躍を誓った。
単刀直入に金額を問われると、谷は照れ笑いを浮かべた。「いい契約ができたと思います。来年は、もう一度鍛え直して(今季を)上回りたい。さらなる上を目指してやっていきたいです」シーズンの充実感、評価への喜び、取り戻した自信。笑顔の裏で、さまざまな思いが交錯した。
フリー・エージェント(FA)権を持つ谷は、球団から2年契約を提示されながら単年契約を選んだ。甘えをなくし、挑戦者として来季を迎えるためだった。清武代表は「移籍した時の約束(復活)を守ってくれた」と高く評価。2億5000万円の提示額に出来高6000万円を付けた。
復活の1年だった。昨オフ、オリックスからトレードで移籍。過去2年は右足首痛の影響で低迷。周囲には年齢的な衰えを不安視する声もあったが、吹き飛ばしてみせた。「ホームランを打てるバッターではないから、塁に出たりランナーを進める気持ちでずっとやってました」141試合に出場し、リーグ3位、チームトップの打率3割1分8厘、10本塁打、53打点、10盗塁。プロ入り後、初めて挑戦した2番として20犠打を記録。重量打線のつなぎ役として、優勝に貢献した。
10月31日に右ひじ関節形成手術(骨きょく除去)を受け、現在は可動域を広げるリハビリを続けている。「(春季)キャンプに間に合うよう、2か月で投げて打てるようにしていきたい」古傷が完治すれば、悩まされたスローイングの不安も消える。来季は35歳。通算1578安打の谷は全盛期の力を取り戻し、夢である2000安打に近づいていく。
参照元:スポーツ報知