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レイズ・岩村明憲内野手(29)が13日、故郷の愛媛・宇和島市で凱旋パレードを行った。会場となった宇和島駅前の商店街には岩村のトレードマークになったモヒカンヘアの野球少年から年配の女性まで、約1万人のファンが駆けつけ、地元のスターを祝福。岩村もお礼のスピーチで声を詰まらせ、感無量だった。来季こそ世界一となって、故郷に帰ってくることを約束した。
押し寄せる人波とあふれ出る熱気に、岩村の心は震えていた。距離約680メートル、時間にして約30分ほどのパレード。市の人口が8万9000人のこの街から、世界の舞台に羽ばたいた英雄をひと目見ようと約1万人ものファンが集まった。「十分に宇和島を感じることができました。涙が出るくらいうれしかった」ファンの顔を確かめながらゆっくりと歩を進めた。
今回のパレードは宇和島市がワールドシリーズで活躍した岩村の功績をたたえて企画したもの。先輩をまねてモヒカン頭にしてきた小学生はパレードに参加できるとあって、スタート地点には岩村が小学生の時に在籍した少年野球チームの選手たちなど200人が集結した。
商店街が指定した理髪店に行けば、1000円で“岩村ヘア”にしてくれるところも出現。心をくすぐられた岩村は「宇和島をモヒカン色に染めたいですね。でも、どうか教育委員会の方、(モヒカン頭にした)子供たちを責めないでください」と少年たちの心意気を受け入れてほしいと冗談交じりに訴えた。レイズを一つにしたトレンドは、海を越えて地元にも浸透していた。
来年3月のWBCの話題には「もし選ばれたら喜んで出場したい。世界一を目指してやっていきたい」とワールドシリーズ制覇とWBC連覇、2つの世界一獲得を公言した。自らWBCのことを切り出すのは珍しいことだが「(ファンを前に)勢い余って言ったわけではありません。きちんと自分のスタンスを伝えたかった」と説明。最後までファンを気遣っていた。
5日に帰省してからは、3年前に亡くなった母・美千代さん(享年58歳)の墓前で手を合わせ、リーグ優勝を報告。親族、知人にも祝福され、この日のパレードでは、英気を養うことができた。「みなさんの喜ぶ顔が見られた。感無量です」と故郷へ恩返しができたことを心から実感していた。
◆野球界では超異例 五輪で金メダルを獲得した選手が、凱旋パレードするケースは少なくない。06年トリノ五輪でフィギュアスケート金メダルに輝いた荒川静香選手が仙台市で行ったパレードには7万3000人が集まった。チームスポーツである野球の場合、個人のケースは、古くは1956年、日本一に輝いた西鉄のエース稲尾和久投手が別府市で、66年戦後初の3冠王となった南海・野村克也捕手(現楽天監督)が京都府網野町(現京丹後市)で行った例があるが、近年では超異例だ。
◆宇和島市(うわじまし) 愛媛県西南部に位置しており、北は西予市に、東は鬼北町・松野町、南は愛南町・高知県宿毛市・同県四万十市に接する。05年8月1日に、宇和島市・吉田町・三間町・津島町が合併して新しい宇和島市が誕生した。現在の人口は約8万9000人。名産品はみかん。真珠が特産品として知られる。
参照元:スポーツ報知
押し寄せる人波とあふれ出る熱気に、岩村の心は震えていた。距離約680メートル、時間にして約30分ほどのパレード。市の人口が8万9000人のこの街から、世界の舞台に羽ばたいた英雄をひと目見ようと約1万人ものファンが集まった。「十分に宇和島を感じることができました。涙が出るくらいうれしかった」ファンの顔を確かめながらゆっくりと歩を進めた。
今回のパレードは宇和島市がワールドシリーズで活躍した岩村の功績をたたえて企画したもの。先輩をまねてモヒカン頭にしてきた小学生はパレードに参加できるとあって、スタート地点には岩村が小学生の時に在籍した少年野球チームの選手たちなど200人が集結した。
商店街が指定した理髪店に行けば、1000円で“岩村ヘア”にしてくれるところも出現。心をくすぐられた岩村は「宇和島をモヒカン色に染めたいですね。でも、どうか教育委員会の方、(モヒカン頭にした)子供たちを責めないでください」と少年たちの心意気を受け入れてほしいと冗談交じりに訴えた。レイズを一つにしたトレンドは、海を越えて地元にも浸透していた。
来年3月のWBCの話題には「もし選ばれたら喜んで出場したい。世界一を目指してやっていきたい」とワールドシリーズ制覇とWBC連覇、2つの世界一獲得を公言した。自らWBCのことを切り出すのは珍しいことだが「(ファンを前に)勢い余って言ったわけではありません。きちんと自分のスタンスを伝えたかった」と説明。最後までファンを気遣っていた。
5日に帰省してからは、3年前に亡くなった母・美千代さん(享年58歳)の墓前で手を合わせ、リーグ優勝を報告。親族、知人にも祝福され、この日のパレードでは、英気を養うことができた。「みなさんの喜ぶ顔が見られた。感無量です」と故郷へ恩返しができたことを心から実感していた。
◆野球界では超異例 五輪で金メダルを獲得した選手が、凱旋パレードするケースは少なくない。06年トリノ五輪でフィギュアスケート金メダルに輝いた荒川静香選手が仙台市で行ったパレードには7万3000人が集まった。チームスポーツである野球の場合、個人のケースは、古くは1956年、日本一に輝いた西鉄のエース稲尾和久投手が別府市で、66年戦後初の3冠王となった南海・野村克也捕手(現楽天監督)が京都府網野町(現京丹後市)で行った例があるが、近年では超異例だ。
◆宇和島市(うわじまし) 愛媛県西南部に位置しており、北は西予市に、東は鬼北町・松野町、南は愛南町・高知県宿毛市・同県四万十市に接する。05年8月1日に、宇和島市・吉田町・三間町・津島町が合併して新しい宇和島市が誕生した。現在の人口は約8万9000人。名産品はみかん。真珠が特産品として知られる。
参照元:スポーツ報知
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