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プロ野球の表彰選手が20日、福岡市内で開催されたコンベンションで発表され、最優秀選手(MVP)はセ・リーグが巨人の5年ぶりのリーグ優勝に貢献した小笠原道大内野手、パ・リーグは日本ハムのリーグ2連覇を支えたダルビッシュ有投手が受賞した。
小笠原は昨年、日本ハムでMVPを受賞しており、江夏豊(1979年広島、81年日本ハム)に次いで史上2人目の両リーグでの受賞となった。ダルビッシュは初めて。
最優秀新人(新人王)はパが田中将大投手(楽天)、セは上園啓史投手(阪神)に決まった。
表彰選手はプロ野球担当記者による投票で決まり、小笠原は1位票を62票獲得して上原浩治投手(巨人)を上回り、ダルビッシュは133の1位票を集め、稲葉篤紀外野手(日本ハム)に大差をつけた。
ベストナインは、セで巨人から4人が選出された。高橋尚成投手が初受賞し、小笠原は通算6度目。日本一の中日からは4年連続5度目の井端弘和遊撃手ら2人。最下位のヤクルトから首位打者の青木宣親外野手ら3人が入った。阪神からは6年ぶりに受賞者がなかった。
パは全6球団から選出され、日本ハムから4選手が選ばれた。ダルビッシュは初で、稲葉はヤクルト時代を含めて通算3度目。本塁打王と打点王に輝いた山崎武司内野手(楽天)が指名打者で選ばれ、中日時代の96年に外野手で受賞して以来、2度目の受賞となった。
巨人・小笠原道大内野手「一人では獲得できなかった。移籍して初めての環境で、周りがサポートしてくれた。昨年もうれしかったが、挑戦して優勝に貢献したと評価されたと思うとうれしい」
日本ハム・ダルビッシュ投手「野手の方もいる中での受賞に(ほかの賞とは)別の喜びがある。毎年この賞が取れるか、取れないかと言われるような結果を残せるように頑張りたい」
阪神・上園啓史投手「正直に言って、新人王は全く考えていない賞だった。6月から気持ちだけで駆け抜けたシーズンだった。チームの中心選手が取ってきた賞なので、恥じないように頑張りたい」
楽天・田中将大投手「一生に一度のすごい賞をいただいた。うれしい気持ちでいっぱい。毎試合、自分らしい投球を心掛けた。もっと上のレベルにいけるように頑張っていきたい」
◆小笠原 道大(おがさわら・みちひろ) 千葉・暁星国際高―NTT関東をへて、97年にドラフト3位で日本ハム入り。打力を買われて捕手から内野手に転向した。02、03年に首位打者、昨年は本塁打王と打点王に輝いた。フリーエージェントで今季から巨人でプレー。アテネ五輪、WBCの日本代表。178センチ、84キロ、右投げ左打ち。千葉県出身。34歳。
◆ダルビッシュ有(ゆう) 宮城・東北高からドラフト1巡目で05年に日本ハムに入団。2年目の昨季は12勝を挙げ、先発の軸としてチームの44年ぶりの日本一に貢献。今季は自己最多の15勝に加え、最多奪三振のタイトルを獲得、沢村賞も初受賞した。北京五輪のアジア予選の日本代表候補。196センチ、84キロ、右投げ右打ち。大阪府出身。21歳。
◆上園 啓史(うえぞの・けいじ) 福岡・東福岡高―武蔵大をへて、大学生・社会人ドラフト3巡目で阪神に入団した。規定投球回数には届かなかったが、8勝をマークした。180センチ、80キロ、右投げ右打ち。福岡県出身。23歳。
◆田中 将大(たなか・まさひろ) 北海道・駒大苫小牧高から高校生ドラフト1巡目で4球団が競合し、楽天に入団。今季は11勝を挙げ、球団初の2けた勝利投手となった。186センチ、87キロ。右投げ右打ち。兵庫県出身。19歳。
◆表彰選手の記者投票 セ、パ両リーグからプロ野球記者会に委託され、全国の新聞、通信、放送各社の経験5年以上のプロ野球担当記者が記名投票する。最優秀選手(MVP)は3名連記で1位票5点、2位票3点、3位票1点が加算され、その合計で争われる。新人王とベストナインは得票数を競う。今年の有効投票数はセのMVP、新人王が204でベストナインが194。パはMVP、新人王が171でベストナインが167。
参照元:スポーツ報知