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大学・社会人ドラフトでソフトバンクから1巡目指名を受けた東洋大・大場翔太投手(22)が19日、都内のホテルで入団交渉し、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円で仮契約を結んだ。大学時代と同じ背番号17のユニホームにそでを通した右腕は、1990年の近鉄・野茂以来となるルーキーイヤーの200イニング超えを目標に、新人王獲得を宣言した。(金額は推定)
周囲を驚かせた即答こそ、大場の強いこだわりの証しだった。「松坂は新人のときに200(イニング)いったかな?」報道陣が囲み取材の最中に顔を見合わせていると、「いっていません。180です」と、思わぬマニアぶりを披露した。「イニング数には、こだわりたい。200は投げたいですね」と言い切った。
今季、200イニング到達者は、西武・涌井、日本ハム・ダルビッシュ、ヤクルト・グライシンガーの3人だけ。西武時代の松坂も、巨人・上原も新人では届かなかった高い壁も、11月の明治神宮大会でオール完投の3連投で日本一に輝いた鉄腕なら、乗り越えるのも決して夢物語ではない。
最速151キロのストレートとスライダーが武器の大学NO1右腕の長所は、無尽蔵のスタミナだ。この日も、東洋大の7泊8日の台湾遠征からの帰国翌日にもかかわらず、疲れた表情は一切見せなかった。「年間を通して投げ続け、最低でも2ケタを勝ちたい。10勝は最低ライン。新人王を取ろうと思っているので、背番号と同じ17までいけばタイトルを取れる」マウンドに立ち続けることで、勝ち星もタイトルもついてくると確信している。
入団交渉にあたった小川編成部長も「現時点で4本柱(斉藤和、杉内、和田、新垣)と同じぐらいの力を持っている」と、大場の実力に太鼓判を押す。西鉄のエースとして「鉄腕」の異名をとった稲尾さんが、先月13日に急逝したばかり。同じ博多の地を舞台に、新たな鉄腕伝説が幕を開ける。
参照元:スポーツ報知