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「マツダオールスターゲーム2008」のファン投票最終結果が7日、発表され、最終中間発表では遊撃手部門で2位だった巨人・坂本勇人内野手(19)が逆転で初選出された。巨人の10代選手の球宴出場は1987年の桑田真澄以来4人目で、野手では63年の柴田勲以来、45年ぶりの快挙。この日、兵庫県内の宿舎ホテルで会見を行い「やるからには狙いたい」と86、87年の清原(西武)以来、21年ぶり史上2人目となる10代でのMVP獲得を宣言した。
堂々と胸を張り、坂本は会見場に現れた。「多くのファンの方が投票してくださって、光栄です。正直、選ばれるとは思っていなかったんで、投票してくれたファンの方々の期待に応えられるように思い切ってプレーしたい」言い終わると、喜びと期待で少しだけ笑みを見せた。
またひとつ、歴史を作った。今季は入団2年目で、松井(現ヤンキース)以来、巨人では14年ぶりとなる10代開幕スタメンを勝ち取った。ここまで全77試合に出場し「巨人・坂本」の名前は全国区になった。阪神・鳥谷、中日・井端、ヤクルト・宮本と強豪ひしめく遊撃手部門で堂々のトップに立った。巨人の10代球宴出場は、桑田以来21年ぶり。野手では45年ぶりの快挙だ。「10代で選ばれたことに関しても、ファンあってのこと。光栄です」と頭を下げた。
これだけで終わらないのが坂本だ。目標を聞かれると、間髪入れずに宣言した。「やるからには、可能性は低いと思いますがMVPを狙いたいですね」と強心臓ぶりを発揮。強打者ぞろいのスターと肩を並べても、常に目標を高く置く。10代のMVP獲得となれば86、87年の清原(当時西武)以来、21年ぶり。「対戦したい投手はダルビッシュさんです。日本のエースと言われている方と対戦したい」交流戦では4打数無安打と抑え込まれた星野JAPANのエースを打ち崩し、歴史の1ページに名を残すつもりだ。
セ・リーグの監督を務める原監督は初選出を喜び、早くも起用法についても言及した。「いい経験になるでしょう。たいしたものだ。1戦目はファン投票で選ばれた選手を基本的にスタメンで使いたい。坂本? 9番でしょう」と断言した。
文句のない成績で球宴を迎えるためにも、まずは目前の戦いだ。チームは2位・中日に連勝し、0・5ゲーム差に接近。8日からは首位・阪神との対戦が待っている。今季、対戦打率は2割9分7厘と相性もいいが「いつも通りにやるだけです」と特別意識せず、ファンへの御礼の気持ちも込めて、虎をたたくつもり。巨人の坂本から球界の顔に、19歳の若者は一歩一歩階段を上がっていく。
参照元:スポーツ報知