スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【ハノイ(ベトナム)22日】サッカー日本代表MF中村俊輔(29)がアジア杯終了後、“無休”でセルティックに合流することが22日、分かった。29日の決勝で大会終了後、チームといったん帰国し、とんぼ返りでスコットランド入り。8月2日のチーム練習に合流予定だ。25日の準決勝の相手がこの日、強敵サウジアラビアに決定。日本のアジア杯3連覇は、鉄人の左足にかかっている。
アジア杯3連覇に粉骨砕身のファンタジスタが、異例の過酷日程に直面した。
29日の決勝(ジャカルタ)で閉幕となる今大会。俊輔はチームとともにいったん帰国予定だが、セルティック関係者によると、早ければ8月2日の練習に今季初合流を求められており、国内無休状態のまま、スコットランドに出発。5日の開幕戦キルマーノック戦に強行出場する予定だ。
「今年はサッカー人生で一番オフが短い」と語っていた俊輔。欧州などでは選手はシーズン後、2週間程度の休暇が義務付けられているが、俊輔の今季開幕までの休日はわずか8日間だった。国内2冠を達成した昨季終了直後に帰国し、右足首ねん挫を抱えながら、キリン杯を控える代表合宿に即日合流。つかの間のオフの後には、6月17日夜から国内某所で山ごもり自主トレで汗を流した。同24日からは日本代表千葉合宿に再合流。現在ハノイでオシム・ジャパンの大黒柱としての活躍を続けている。
セルティックの俊輔緊急招集の裏には、補強計画の狂いがある。有力な新戦力はスコットランド代表ブラウンと、セリエAアタランタから獲得したドナーティの両ボランチ程度。7月19日のMLSオールスター戦では0―2の完封負けを喫した。「ナカほどの選手はいない。彼のようなプロ意識の高い選手なら、新戦力ともすぐに合わせることができる」とゴードン・ストラカン監督は不在のエースを改めて絶賛。従来の俊輔依存症は克服できていない。
一方、サッカー人生で初めて両足が痙攣(けいれん)した壮絶な準々決勝から一夜明けた22日、25日の準決勝サウジアラビア戦必勝に俊輔は動き出した。昼間は宿舎のプールとジムで、上半身と体幹を徹底的に鍛えた。「私のシーズン開幕はこれからだから」と、極限状態から更に一段階追い込んだ。「これでメダルをもらったわけじゃない。まだ2試合ある。この後が一番難しい」。鉄人・俊輔が3連覇に猛然と突き進む。
参照元:スポーツ報知