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楽天・田中将大投手(19)は自身初の契約更改交渉の前日となった12日、保留覚悟の強気交渉を宣言した。都内のホテルで行われた「2007ゴールデン・ルーキー賞」の表彰式に、セ・リーグで選出された阪神の上園啓史投手(23)とともに出席。高卒新人ながら11勝(7敗)、防御率3・82をマークした田中は、「設定しているものはあります。自分は野球でメシを食っている」と断言。4倍増の6000万円をラインに“命がけ交渉”に臨む。
プロとしての自覚が、顔つきにも表れた。初めての契約更改にも、田中の気持ちが動じる気配はない。「どう評価してもらっているのか、しっかり聞きたい。気持ちよく来年を迎えたいですけど、すぐに決まるものではない。『ああ、そうですか』と終わるものじゃない」翌日に控えた初交渉は、納得するまで戦い抜くつもりだ。
開幕から先発ローテーションを守り、創設3年目でチーム史上初の2ケタ勝利をマーク。ルーキーイヤーから投手陣の中心であり続け、チームを4位に押し上げる原動力になった。昨年に比べて30億円以上増えたグッズ売り上げや集客効果など、19歳右腕のグラウンド外の貢献度も計り知れないものがある。
西武・松坂(現レッドソックス)が新人だった99年に16勝5敗で最多勝と新人王を獲得し、1300万円から7000万円にアップした例がある。マー君は「松坂さんまではいきません」と笑ったが、1500万円から4倍増の6000万円が攻防ラインとなりそうだ。
「設定しているものはあります。一発で押せれば印象はいいけど、保留して印象が悪くなるのもおかしな話。自分はそれ(野球)でメシを食っている訳ですし、命がけでやっていますから」と強く語った田中。自信があるからこそ、簡単には妥協しない。マウンド上で見せた姿と同じく、交渉の席上でも新人離れした強気の姿勢を見せる。
参照元:スポーツ報知