ＮＹタイムズ、レッドソックス株を１７・５％売却へ

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（電子版）は２４日、米国の有力紙「ニューヨーク・タイムズ」が、保持しているＲソックスの持ち株会社の株１７・５％を売却する方針と伝えた。

　米国３位の１００万部強の部数を誇る同紙は、球団、本拠地のフェンウェイ・パーク、ケーブルテレビＮＥＳＮの持ち株会社「ニューイングランド・スポーツ・ベンチャー」の第２位の株主。専門家によれば、売却額は２億ドル（約１８０億円）近くになるという。ＡＰ通信によると、売却理由は米国内の景気後退の影響とし、今年１１月の広告収入は前年比２０・９％も減っている。

　米大リーグ（ＭＬＢ）ではカブス、パドレスが売却の方針。メッツもウィルポン・オーナーが投資ファンド失敗で損害を受け、オフの補強に影響を及ぼしている。また、米自動車メーカー最大手のゼネラル・モーターズ（ＧＭ）が、ヤンキース、パイレーツなどへのスポンサー契約から撤退するなど、金融不況の影響が出てきている。今季、史上最多の総収入約６５億ドル（約５８５０億円）に達したＭＬＢにも、確実に不況風が吹き出している。

参照元：スポーツ報知