青木クモの意図！ＷＢＣ連覇へ引き上げる…ヤクルト

　スパイダーマンで世界一をつかむ。ヤクルトの青木宣親外野手（２６）は３日、１次候補に選出された第２回ＷＢＣへ“世界基準”の守備で挑むことを明かした。あまり見せなかった守備でのフェンス登りを辞さない構え。打球をもぎとる執念で、世界一をつかみ取る。

　これまでは「今の球場はフェンスが高い。正直、あまり登って捕りたいと思ったことはなかった」と危険を避けてきた。しかし、連覇を目指すＷＢＣは１つの失点が勝敗を左右する短期決戦。捕球が不可能に見える頭上の打球でも、スパイダーマンのようにフェンスを駆け上って捕りにいく意気込みを見せた。

　３月の本番を見据え、自主トレも始めている。「候補には入っているわけですから、早めに仕上げていきたい」年内は神宮を中心に体を動かし、年明けは国内の新拠点を検討。さらに「ＷＢＣがあるから、時間を有効に使いたい」と代理人交渉を取り入れ、トレーニングに没頭する考えだ。

　この日、神奈川・大磯町のレイクウッドＧＣで行われた懇親ゴルフ大会に参加した青木は「登れる状況になればいきます。ボールをもぎ取って、世界一ももぎ取りたい」と覚悟を固めた。最終ホールのグリーン上では、プロゴルファー・石川遼のマネをしてスパイダーマンのポーズも披露。３年連続ゴールデングラブを受賞した名手が、危険を顧みない守備で世界一の原動力となる。

参照元：スポーツ報知