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◆巨人9―0広島(29日・東京ドーム) バンザイ! バンザイ! バンザーイ! G党の万歳が止まらない。初回、第73代の4番打者・小笠原の23号3ランで先制し、72代・阿部も21号2ランで続いて一挙5点。3回に71代・二岡の12号、5回は66代・高橋由の24号で加点すると、6回には、お待たせ70代の李承ヨプも19号、阿部が2者連発となるこの日2本目の22号と、巨人の現役4番経験者、全5人のそろい踏みだ。2年ぶりの6発という大花火大会で、貯金を再び10に戻した原巨人。圧勝劇で、首位の座をガッチリとキープした。
ゆっくりと座って観戦する暇もなかった。次々と打ち上げられる特大アーチに、ファンは総立ち状態。キャプテンの阿部も「びっくりしましたね」と声を弾ませる豪快な“東京ドーム花火大会”にG党は酔いしれた。
口火を切ったのは4番・小笠原だ。初回1死一、三塁でバックスクリーン左へ先制の23号3ランを放った。続く李承ヨプの中前安打で1死一塁とし、今度は6番・阿部が佐々岡の前に立ちはだかった。「僕も打てたらな、と思っていたら、打っちゃいました」内角高めの直球を完ぺきにとらえ、右翼2階席へぶち込む5試合ぶりの21号2ラン。推定飛距離140メートルの今季一番の当たりに笑顔がはじけた。
勝負は決した。試合後、原監督は「初回の3ランと2ラン、この5得点が大きかった」と振り返った。あとは気落ちした広島投手陣をたたみかけるだけでよかった。3回、先頭の二岡が12号ソロをバックスクリーンに運び、ベテラン右腕をノックアウトした。「小笠原さんと慎之助のオマケですよ」と控え目だったが、これで3試合連続アーチだ。
さらに5回無死、2試合連続無安打だった高橋由が宮崎から右中間へ24号ソロを放った。「修正はまだできていないけど、少しよくなっている」と選手会長。そして豪華競演のフィナーレは6回に訪れた。先頭の李承ヨプが中越えの19号ソロ。「私も打とうと集中力は高まっていました」。続く慎之助も、この日2本目となる22号ソロを右翼席上段へ。初回と同じ驚がくの140メートル弾で今季最多1試合6本の本塁打ショーを締めくくった。不振脱却を目指し連日、早出特打を行っていた阿部は「自分だけで打ったんじゃない。裏方さんに感謝したい」と頭を下げた。
いずれも4番経験者の5人でたたき出した9得点は、すべて本塁打によるもの。指揮官は「珍しいですね。きょうのような試合運びはそうはないと思う。それぞれが、いいきっかけにしてくれればと思います」と目を細めた。
これで後半戦は2カード連続で勝ち越し。貯金を再び10とし、首位をキープした。「最高のスタートが切れました」重量打線が息を吹き返し、監督の言葉も力強かった。さあ、夏本番。このまま波に乗ってVロードを突っ走る。
巨人・原監督「(6本塁打の)今日のようなゲームはそうはないと思うが、それぞれがいいきっかけにしてくれればいい。阿部もいい形で300という数字(打率3割)が見えてきた。(後半戦6戦4勝で)最高のスタートが切れました」
参照元:スポーツ報知