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◆練習試合 日本ハム13─2LG(20日、名護) 初共演した“有翔コンビ”の明暗がくっきり分かれた。日本ハムのダルビッシュ有投手(21)が20日、韓国LGとの練習試合(名護)で実戦初登板。先発して2回を無安打無失点3奪三振に抑え、沢村賞に輝いた昨年からの進化をアピールした。高校生ドラフト1巡目の中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=は「5番・DH」で先発出場も4打数無安打。フォームを試行錯誤するなど悩めるルーキーは、実戦で8打席連続ノーヒットとなった。
快音を響かせる味方を尻目に、中田のバットは湿り続けた。遊ゴロ、右飛、一邪飛、遊ゴロ。先発で唯一出塁なしの4打数無安打、17日の横浜戦(名護)から8打席連続ノーヒット。「見えていない。本来なら手を出さないボールに手を出した。打ち急いでいる」と話す怪物は7回、実戦7試合目にして初めて代打を送られた。
試行錯誤を繰り返した。この試合では打席ごとに、構えやバットのグリップの位置を変えた。試合中のベンチでもバットを握り、首をかしげたり構えを作ったり…。「自分では分からないけど、先輩からバットが下がりすぎていると言われた」結果が出ず悩むしぐさが自然と出てしまった。
梨田監督は「多少構えを変えていた。迷いながら打席に立っている」と分析。今後は「(試合に)出しっぱなしでいいのか。休ませたり、1打席くらいにしたりするかもしれない」と全試合出場の“特権”をはく奪する考えも明かした。
中田も苦境に黙っているわけではない。高校時代から不振の時はビデオチェックを行っていた。プロではまだしていなかったが、取り組むことに決めた。そのためのビデオカメラも自腹で購入する。「プロの世界、自分で考えてやっていきたい」初めて味わうプロの壁を、まずは自分で乗り越えていく。
◆背番号6の先輩田中氏がエール
○…日本ハムの練習試合に昨年引退した田中幸雄氏(40)が訪れた。背番号6の後継者、中田とも初対面。試合前にはあいさつを交わし、がっちり握手。後輩に対して「疲れもあるだろうし、すべてがヒットになるわけではない。守備は大変みたいだが、すぐに慣れる」とエールを送った。
参照元:スポーツ報知