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◆巨人10―9広島(3日・京セラドーム大阪) 巨人が小笠原のサイクル安打で、首位・阪神とのゲーム差を5に詰めた。4回の27号2ラン、6回の適時三塁打で3打点を稼ぐと、8回に右翼線への二塁打で球団史上5人目の記録を達成した。ラミレスも8回、左翼への35号3ランでプロ野球史上2人目の6年連続100打点をマークした。ガッツ&ラミのアベック弾で11連勝。おまけに毎回の15安打と記録ずくめの攻撃で苦手の高橋を退け、貯金を今季最多タイの14に戻した。残り28試合。ついに虎の背が見えた。
右翼線に打球が飛ぶと、もう大歓声が沸き起こった。小笠原は歯を食いしばって二塁に到達した。声援は絶叫に変わった。3万を超す大阪のG党が、歴史の証人になった。左手で花束を掲げ、何度も頭を下げた。「記録は少し頭をよぎったけど、打席では真っ白な気持ちでいけた」無心で達成した巨人史上5人目のサイクル安打だった。
「勝利」。その2文字だけを考えた。1点リードの8回無死一塁。記録に王手をかけて臨んだ打席で、岸本から右翼線に二塁打を放った。1回に中前安打。4回には06年から6連敗中だった天敵の高橋を、中越え27号2ランでKO。追いつかれたあとの6回には、中越えに勝ち越しの適時三塁打。「とにかく次につなごうという気持ちだけだった」記録への期待が高まった。
中継ぎが踏ん張れず、また試合は振り出しに戻った。寺内の勝ち越し打で1点リードして迎えたサイクルへのチャンス。「記録達成もうれしいけど、勝ったことがそれよりうれしい」記録ではなく、広島にダメを押すために残りの力を振り絞った。
試合中に今年初めて「優勝」の2文字を口にした。「とにかく勝ちたい。シーズンを終えるときにはみんなで優勝の喜びを味わいたい」二岡が、寺内が、ミスをバットで返した。「本当にみんなでやっている気がする」仲間の気迫に乗り遅れないように、試合前の練習から準備している。だから大記録を手にできた。
入念な備えは、フリー打撃で始まる。最近1週間ほど、あえて外角のボール球を打っている。「ただ投げてもらっている球を打ってるだけだよ」と笑うが、ペナント争いも激化し、相手もまともに勝負してくれない。だったら、少々ボール球でも打てる準備をすればいい。それが小笠原流。昨年手術した左ひざの状態も良くなり、4安打で打率はついに指定席の3割に到達した。
首位・阪神とのゲーム差は5に縮まった。原監督が「ゲーム差を意識する」という数字になった。「結果的にそうなったのはいいことだが、もっと締まったゲームにしないといけない」指揮官は手綱を締めつつ、「小笠原はサイクルの一打一打が大きかった。今日は完全に引っ張ってくれた」と手放しでほめた。「優勝とか、まだ大きいことは言えない。でも、常に意識はしている。みんなで一つ一つ積み重ねていく」ヒーローの言葉には、いつになく説得力があった。
巨人・原監督「小笠原はサイクルヒットの一打一打が大きかった。きょうは引っ張ってくれた。上原は精度、質ともに前回よりもよかったと思う。(阪神と5差?)結果的に5という数字にはなったが、もう少し締まったゲーム運びをしないといけない。もっと攻守ともに引き締めて、あしたに向かいたい」
参照元:スポーツ報知
右翼線に打球が飛ぶと、もう大歓声が沸き起こった。小笠原は歯を食いしばって二塁に到達した。声援は絶叫に変わった。3万を超す大阪のG党が、歴史の証人になった。左手で花束を掲げ、何度も頭を下げた。「記録は少し頭をよぎったけど、打席では真っ白な気持ちでいけた」無心で達成した巨人史上5人目のサイクル安打だった。
「勝利」。その2文字だけを考えた。1点リードの8回無死一塁。記録に王手をかけて臨んだ打席で、岸本から右翼線に二塁打を放った。1回に中前安打。4回には06年から6連敗中だった天敵の高橋を、中越え27号2ランでKO。追いつかれたあとの6回には、中越えに勝ち越しの適時三塁打。「とにかく次につなごうという気持ちだけだった」記録への期待が高まった。
中継ぎが踏ん張れず、また試合は振り出しに戻った。寺内の勝ち越し打で1点リードして迎えたサイクルへのチャンス。「記録達成もうれしいけど、勝ったことがそれよりうれしい」記録ではなく、広島にダメを押すために残りの力を振り絞った。
試合中に今年初めて「優勝」の2文字を口にした。「とにかく勝ちたい。シーズンを終えるときにはみんなで優勝の喜びを味わいたい」二岡が、寺内が、ミスをバットで返した。「本当にみんなでやっている気がする」仲間の気迫に乗り遅れないように、試合前の練習から準備している。だから大記録を手にできた。
入念な備えは、フリー打撃で始まる。最近1週間ほど、あえて外角のボール球を打っている。「ただ投げてもらっている球を打ってるだけだよ」と笑うが、ペナント争いも激化し、相手もまともに勝負してくれない。だったら、少々ボール球でも打てる準備をすればいい。それが小笠原流。昨年手術した左ひざの状態も良くなり、4安打で打率はついに指定席の3割に到達した。
首位・阪神とのゲーム差は5に縮まった。原監督が「ゲーム差を意識する」という数字になった。「結果的にそうなったのはいいことだが、もっと締まったゲームにしないといけない」指揮官は手綱を締めつつ、「小笠原はサイクルの一打一打が大きかった。今日は完全に引っ張ってくれた」と手放しでほめた。「優勝とか、まだ大きいことは言えない。でも、常に意識はしている。みんなで一つ一つ積み重ねていく」ヒーローの言葉には、いつになく説得力があった。
巨人・原監督「小笠原はサイクルヒットの一打一打が大きかった。きょうは引っ張ってくれた。上原は精度、質ともに前回よりもよかったと思う。(阪神と5差?)結果的に5という数字にはなったが、もう少し締まったゲーム運びをしないといけない。もっと攻守ともに引き締めて、あしたに向かいたい」
参照元:スポーツ報知
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