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注目の黄金ルーキーによる“初対決”は怪物の完敗―。3日、都内のホテルで新人選手研修会が開催され、日本ハム・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭高=、ヤクルト・佐藤由規投手(18)=仙台育英高=も出席。元ニッポン放送アナウンサー・深沢弘氏(72)を講師に招いた「話し方講座」の中で、模範的な取材の受け答えをした由規に対し、中田は声の小ささを何度も指摘され、「…ッス」という語尾にもダメ出しを食らう始末。6日の札幌ドームでのオープン戦対決を前に痛い“黒星”となった。
苦笑いが止まらない。緊張気味にマイクを構え、淡々と言葉を並べる中田に、痛烈なダメ出しが飛んだ。新人研修会の第3講義『話し方、インタビューへの対応』でのこと。取材場面を仮定した舞台で「口を開けて」「声が小さい」との深沢氏からの再三の指摘に、怪物はバツの悪そうな表情を浮かべた。
先手を打たれた。最初に壇上に上ったのは由規。背筋を伸ばし、初々しくはっきりとした口調に、深沢氏は「文句なし」と絶賛。157キロ右腕が先に指名されたのを見て、中田は「絶対に自分にも来ると思った」と覚悟を決めたが、直後に赤っ恥をかいた。
ぼそぼそとした話し方を「これだけ大きい体なんだから、声を出さなきゃ!」と指導された。「(由規は)声がしっかり出ていた。自分はちょっとダメだったッス」と中田。深沢氏は「ワンサイドだったね。(中田の)真っすぐ見逃し三振だよ」と言い、さらに、中田の代名詞とも言える「…ッス」という語尾についても「壇上では出なかったけど、あれも直さないといけない。プロとして品格のあるしゃべり方をしないとね」と言及した。
“代表取材”を「他に新人がたくさんいる中で、(舞台に)立たせてもらって勉強になった」と淡々と振り返った中田。それでも「…ッス」へのダメ出しには「何とかッスって…敬語じゃないッスか!」と自分流の解釈を披露して語気を強めた。
“初対決”で由規に完敗を喫したが、すぐに6日の本拠地・札幌ドームでの直接対決に目を向けた。一方的に真っ向勝負を約束させた上で「すごく真っすぐに自信を持ってるし、それを打ちたい」と宣言した。気合を入れ直すため、前夜(2日)、千葉・鎌ケ谷「勇翔寮」の風呂場で、再びバリカンで頭を丸刈りにした。この日の屈辱は、グラウンドで必ず晴らす。
◆ダル助言に感謝 ○…4時間以上に及んだ研修会だったが、中田は「普通っしょ」と、1度も居眠りすることなく終了。特に印象に残ったのは、元日本ハム投手の岩本勉氏による講義。「良き先輩を見つけろ」とのアドバイスに、大物新人はダルビッシュの名を挙げ「『今のままじゃけがするぞ』と言われ、食事面から心配してくれる。ありがたいことッス」と感謝。中田は終了後、宮西とともに空路、札幌に移動した。
◆ロッテ唐川トークは石川遼がお手本 ○…中田、由規と並んで“高校BIG3”と呼ばれたロッテ・唐川も新人研修会に出席。講義の中で名前が挙がったプロゴルファーの石川遼を参考に、トークを磨く考えを明かした。「16歳なのに年上みたいですよね」と、はきはきとした話し方、サービス精神などを手本にするつもりだ。現在は2軍で調整中。BIG3のほかの2人に話題では先行されているが「2人が対決して盛り上がるのは刺激になる」と、1日も早い1軍デビューを誓った
参照元:スポーツ報知