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◆日本ハム3x―2オリックス=延長10回=(24日・札幌ドーム) エースの不敗神話は止まらない。日本ハム・ダルビッシュが今季初めて中5日で先発。2回、カブレラに今シーズン初被弾を喫するなど苦しい投球を強いられ、1点ビハインドの状況で9回2失点で降板。が、その裏、2死から同点に追いつき、延長10回、小田が劇的なサヨナラ弾を放った。ダルビッシュの登板試合はこれで6戦6勝。首位・西武にゲーム差なしと肉薄した。
歓喜の輪にエースの姿はなかった。ダルビッシュはミラクルの瞬間をベンチ裏で迎えた。「モニターで見ていました。小田さんだけじゃなく、スレッジ、(田中)賢介さん、みんなに助けてもらった。感謝しています」右肩などにアイシングをしたまま、慌ててグラウンドへ。最高の笑顔でハイタッチに加わった。
厳しい試合だった。2回。「前も打たれてないし、大丈夫」と豪語していたカブレラに、148キロの外角直球をスタンドに運ばれた。練習試合、オープン戦を含め、今年10度目の登板で初被弾。7回に田中のソロで同点に追いついてもらったが、8回に制球が甘くなり、坂口、村松の連打で勝ち越し点を許した。
「結果的に2点を取られてしまったのは良くありません」今季、4試合36イニングで自責0だった札幌ドームで痛恨の2失点。初黒星は目前に迫っていた。それでも「最後まであきらめてはいませんでした」と信じて、味方の反撃を呼び込んだ。
今季初の中5日。最善の準備はしてきた。通常より1日短い登板間隔の中、ポール間のランニングの本数を減らし、代わりに短距離ダッシュを多く取り入れ、疲労回復に努めた。豊富なスタミナで9回、129球を投げきり、エースの意地は十分に見せつけた。
5勝目を逃して、防御率も0・69になり、楽天・岩隈(0・46)に抜かれた。だが「チームの勝利」はかなった。今季、ダルビッシュ登板時の戦績は6戦6勝。不敗神話は崩れず「次はしっかり(借りを)返したいです」と力を込めた。今季2度目のサヨナラ勝ちで首位・西武に最接近。負けないエースを擁する王者は、やはり強い。
参照元:スポーツ報知