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エースの結婚が明らかになった“めでたい”日に、黒星なんて似合わない。ともに戦い、喜びを分かち合ってきた仲間へ、ささやかなプレゼントとばかりに、チーム一丸で勝利をもぎとった。3万人を超える観衆の歓声は、ダルビッシュへの祝福のように場内に響き渡った。
祝砲をぶちあげたのは、主砲セギノールだった。同点に追いつかれた直後の8回1死。豪快に有銘から左翼席へ、19号勝ち越しソロを突き刺した。「今年は投手に助けてもらっているからね」と打の殊勲者は、チームを支える投手陣をねぎらった。この日、ダルビッシュは首脳陣やチームメートの一部に結婚を報告。正式発表は9日とあり、チーム内ではかん口令が敷かれている。セギノールは祝福の言葉こそ発しなかったが、バットで勝利を呼び込み、お祝いした。
見事な前祝いとなった勝利は、結婚生活と似ていた。先発の武田勝は8回途中まで好投。打線は2点をリードし、試合を有利に運んだ。しかし、2番手マイケルが崩れ、同点とされ、劣勢に。しかし、投手のミスを救う主砲の決勝弾。よいときもあれば、悪いときもある。投手が打者を、打者が投手を支えてシーズンを戦う。お互い支えあって生きていけ―。戦い方にも、夫婦生活へのメッセージが込められていた。
連敗を4で止め、後半戦、ようやく本拠地初勝利。ソフトバンクが敗れたため、チームは4日ぶりに首位に返り咲いた。9日の先発は10勝目をかけてダルビッシュがマウンドに上がる。ナインはエースが輝くための最高の舞台を整えた。結婚、そしてパパになることが分かって初めてのマウンド。好奇の視線が集まる中で、一世一代の投球を見せる。
参照元:スポーツ報知