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◆巨人1―3中日(21日・東京ドーム) 強烈な一撃だった。会心の当たりに着弾点を見ることなく、ウッズはバットを放り投げた。同点の4回無死、高橋尚の108キロカーブをたたきつぶした。白球はドラ党の待つ、左翼スタンドの最上段、看板のふちを直撃する推定飛距離140メートルの超特大弾。今季巨人戦10本目となる、勝ち越しの31号ソロをぶっ放した。
燃えていた。初回2死一塁で高橋尚の2球目が、すっぽ抜けて頭部付近に来た。主砲は“野獣”のような目で、マウンド上の左腕をにらみつけた。「あれはダメだ」米マイナーリーグ時代に、チームメートが頭部への死球で、選手生命を断たれた。それ以来、極端に頭部へのボールを嫌う。その打席は空振り三振に倒れたが、2打席目にその借りをきっちり返した。
「100パーセント芯で打つことができたよ」ベンチに戻ってからも、自身のバットの芯の部分を指さしながらニヤついた。これで巨人戦で本塁打を放った試合は7戦全勝。“不敗神話”を続ける主砲が、またしても巨人投手陣を粉砕した。
ウッズのソロを含め、3安打すべてがソロアーチ。「珍しい試合だな。ヒット3本がすべてソロ。経験ございません」と、落合監督も目を丸くした“空中戦”で、首位攻防戦の初戦を制した。
「巨人のピッチャーは俺を恐れない。みんないい投手だから打てたらうれしいぜ」打点も81で再び阿部(巨人)と並び、本塁打と合わせて“2冠王”に返り咲いた竜の4番。この男がいれば、V争いのライバル・巨人なんて怖くない。
◆山井695日ぶり白星 中日・山井が6回を2安打1失点。05年9月25日の巨人戦(ナゴヤドーム)以来、695日ぶりの白星を飾った。1回、3四死球で無死満塁。だが、落合監督から「もっと勝負しろ」とゲキを飛ばされ強気に転じ、1失点で切り抜けた。「1年間ケガをしていて投げられなかった。周りのサポートがあってやってこられた」右肩痛など相次ぐ故障を乗り越えの勝利だ。三塁側スタンドでは昨年12月に結婚した友佳子夫人(28)が応援。「ハラハラしたけど、東京まで見に来たかいがありました」と喜んだ。
参照元:スポーツ報知