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◆紅白戦 白組7x―6紅組(17日・久米島) 楽天・田中将大投手(19)が17日、紅白戦2度目の先発。3回無失点ながら再三、走者を背負う内容に、野村監督から「高校野球から脱皮できていない!」と激辛評価を下された。
エースとしての成長を期待するからこそ、ノムさんの口からボヤキのオンパレードだ。試合後のマー君には罰走も待ち受け、試練の1日になった。直球は最速148キロ。雄たけびを上げながら3回、毎回の3奪三振で無失点。「順調には来ていると思う。課題はまだ多々ありますけど」まずまずの手応えをつかんだマー君だったが、ノムさんは手厳しかった。
「コントロールがままならん。子供から大人へ脱皮できていない」とバッサリと切り捨てた。11日の初登板で2回1安打無失点、3奪三振だった際には「マー君は大丈夫。直球のキレが出てくれば出来上がり」と合格点を与えたが、評価は一転。「全力投球も結構だけど、冷静さとバランスや。力むからバランス崩れる。高校野球はあれで通用するけどな」辛口のボヤキはしばらく続いた。
確かにピリッとしなかった。取り組んできたクイックモーションで走者を2度も盗塁死させながら、直後に再び走者を出すなど、詰めの甘さを露呈。偵察に来ていたソフトバンク・豊蔵チーフスコアラーも「去年の方がこの時期ではよかったんじゃないか」と首をかしげた。
負けたチームには宿舎までの約10キロの罰走が課せられ、ヘトヘトになりながら田中は第4クールを終えた。「まだ直球の制球が甘いし、開幕までに詰めていければ…」とマー君。ノムさんのボヤキは愛のムチ。試練を乗り越えて真のエースになる。
◆長谷部は3回1失点4K ○…マー君と対照的に、ノムさんが大学生・社会人ルーキー左腕の長谷部(愛工大)を持ち上げた。先発して3回4安打4奪三振1失点。11日の初登板の際は好投しながらも「のぼせるな!」と野村監督から一喝されたが、この日は「長谷部の方が自分を知っている。自分の特徴を知って投げている分、マー君より大人だな」とほめられた。直球は最速142キロだったが、本人は「調子自体は悪くなかった。仕上がりは70、80%」と納得顔だった。
参照元:スポーツ報知