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◆楽天0―2ソフトバンク(5日・フルキャスト宮城) 手負いのエースで鬼門を突破した。右肩の筋疲労を考慮して、中11日を空けての斉藤和のマウンドは、7回を3安打無失点。「きょうの限界があれだった」入魂の投球を終えると、勝利の瞬間は、鋭い眼光のままベンチで見届けた。今できる精一杯の77球で3勝目。今季、楽天のホームゲーム(盛岡を含む)ではここまで7戦全敗。昨季から続いたフルキャスト宮城でのチームの連敗を7で止めるとともに、5月25日以来の単独首位も呼び込んだ。
プレッシャーを味方に変えるハートの強さを持っている。「チームの状況が良くなかったので、個人的にはいい流れととらえて投げた。10日以上も空けて投げて、こういう試合に巡り合うのは運がいいと思う」と平然と言ってのけた。1イニングずつ、ベンチで杉本投手コーチが状態を確認しながらの手探りのマウンドでも、楽天打線に反撃を許さなかった。これで8月は04年の8月20日、対ロッテ戦で負けて以来、11連勝。トータルでも22勝1敗で、最強の"夏男"ぶりを発揮している。
前夜(4日)、チーム宿舎で「勝利への執念が足りない」と、ナインにげきを飛ばした王監督も、エースの気迫には目を細めるばかりだった。「とにかくカズミに尽きる。スピードもあったし、攻めていた。変化球も低めに決めて、相手につけいるスキを与えなかった」と絶賛。「絶対に勝たないといけなかったから、背に腹は代えられなかった」と、8回無死一塁、2番手の藤岡が、打者・草野にワンボールとしたところで、守護神の馬原を投入する執念のリレーで勝利を確定させた。
6日に、斉藤は再び登録を抹消される。次回の登板は、16日の日本ハム戦(福岡ヤフードーム)が濃厚。「こんな状況なんで、投げる試合はチームの勝利に貢献したい」たとえ登板間隔は長くとも、頼りになる大黒柱の存在は、激しさを増すV戦線に欠かせない。
参照元:スポーツ報知
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